8月から準備を始めた被後見人さんの墓じまい、仏壇じまいが、昨日終わりました。
多くの事を学び、感動もありましたのでまとめます。
- ご本人に施設に入るのをきっかけに今後、どうしていきたいのかを何回も確認する。
- ご本人と民生委員と地域の住民から自宅内にあるお墓の位置を確認
民生委員さんから建立された年月日等を墓石から確認して頂く。 - 菩提寺ご住職へ地域の方から連絡を取って頂く。
- ご本人や亡くなったご家族の様子などをお聞きし、墓じまい、他のお寺への遺骨の移転についてご指導頂く。
- 受け入れ先から受け入れ許可書を発行してもらう。
- 市役所から戸籍原本を発行してもらい、納骨されている祖先ひとりひとりの出生から死亡日、埋葬日を追う。
- 改葬許可書申請書を市へ提出し、改葬式許可書を発行してもらう。
- 業者さんの手配を地域の方にして頂く。
- ご本人の支援を介護タクシーさんにお願いをする。
地域の方、ご本人、介護タクシーさんと仏壇・墓の魂抜きをする。 - 業者さんから、ご先祖の骨を頂き、受け入れ先のお寺に、本人の代わりに納骨をする。
改葬を行うのは初めてで、わからないことばかりでしたが、たくさんの方から関わって頂き、丁寧に教えて頂き、無事に終了できました。
ご家族のことを戸籍原本からほんの少し知ることが出来ました。
ご本人の代わりに納骨をした際、お寺の方の言葉が、心にしみました。
「浄土で、ご家族が再び再会をしていることでしょう。遺骨を見ている私たちは、悲しいのだけれども、ご家族が浄土で幸せに暮らしていることを願います。」
宗教は、きっと違うであろう代理人が、縁あってこの寺に来たことも強調していました。
ご本人の願いどうりすべてができたかどうかは分らないけれど、ご本人と亡くなったご家族を知っている方々からお話を伺いながら行うことで、出来る限り近づけた気がしました。
お寺の奉仕活動に熱心だった元気な頃のご本人の思いをこれからも大切にしたいです。