難聴を抱えた人に、対話する側から歩みよるという対話支援機器のデモ機を6人に試して思ったことがあります。

その方々が自ら話始めた事柄が、
「マスクをするようになってから、補聴器をしていても何を話しているのかわからなくなった。」
「高価だから電池やメンテナンスにお金をかけたくない。家族が迷惑だと思うから。もう補聴器のことは言わないで」
でした。

知的障害を抱える方に試した際の一言は、「良く聞こえます。」でした。
耳の障害を軽減できたのなら、人々は話したいことがたくさんあるし、その話を私は聞いてあげたいと思いました。

病院受診をして高価な補聴器を購入したのにつけない理由を考えました。
高齢者に補聴器について説明やその後のメンテナンスを覚えてもらうのは、難しいです。
家族やケアする側が、きちんと理解をして、日常の装着とトラブルについてその方のお手伝いができる必要があります。

昨日、病院の補聴器相談に直行しました。補聴器屋さんに現状をお話をしました。
つけてもらえないのはどんな原因なのか良く聞くこと、
メンテナンスの頻度は約3ヶ月おき、
メンテナンス時の相談については無料で交換修理の際のみに代金が発生する等のアドバイスを受けました。

まずは、耳穴にきちんと入っているのか、耳垢は溜まっていないのかを考える必要があります。
家族や支援者がこれらを学ぶ必要があると思い、キャンナス上越柿崎に勉強会に来て欲しいとお願いをして来ました。
まずは、支援側の補聴器についての困り事を聞き取り調査し、その後に補聴器について業者さんからの勉強会などを企画したいと思います。

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