長年の夢であった社会福祉士養成学校の巡回教員の初仕事

先日、長年の夢であった社会福祉士養成学校の巡回教員の初仕事に行って来ました。

看護や医療の中で仕事をしてきた中で、倫理的な側面に大きなずれを感じたことはなかったのですが、
福祉の中では、そのズレや葛藤を感じることが多くありました。
なぜなら、医療に比べ、福祉の扱う領域は広く、包括的であるためであると思います。

私が専門学校の学生であった時は、実習指導者と実習巡回教員に恵まれていたと思います。
実習などで、倫理綱領と行動規範を深く考えることが出来る現場を体験し、言語化する。
そして、それを他の仲間と共有し、より良い支援に繫げる。
そうしたことを繰り返し行う実習でした。

学生には、とにかく良い実習を行わせてあげたいという思いと
私の先生の様に学生に伝えたいとの思いから巡回教員になりました。
自分自身もソーシャルワーク専門職のグローバル定義、社会福祉士の行動規範、バイステックの7原則を復習しました。

また今悩んでいる私のクライエントさんの事を倫理綱領に照らし合わせました。
私の先生から教えられたこと。
「みんなが、バラバラな目で進んでたら何処までも道を踏み外してしまいます。
だから倫理という道があり、そこの境界に旗が立っています。」


10年前に先生が黒板に書いた絵とその言葉、
その時その話を聞いた仲間の顔が今でも鮮明に思い出せます。

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