キャンナスの私にとっての魅力とは、
キャンナスから学べる教科書には載っていない大切なことに触れられるからです。
発会式の時に、キャンナスの代表 菅原由美さんから、様々な人のつながりを教えて頂きました。
そこで出てきた
「介護保険制度の主要人物 YKK、今はこのYKKを知らない看護師がいるのよ。」
と言う言葉でした。
もちろん、私も全く知らないし、教科書には、出てこないYKKです。
ケアマネの研修にも、社会福祉士の研修にも出て来ない、看護師の国家試験にも出て来ない。
YKKは、山崎さん、唐沢さん、香取さんのイニシャルの頭文字です。
この中のお二人の講義を研修の中で受けました。
そこには、
・自分の生活は自分で決められる
・機能障害があれば、自助具やリハビリを通して自分の元の生活に戻る
・それが難しければ介護保険制度の共助という考えで支えあう
・それでも難しければ、社会保障部分の公助があり、セーフティネットがある
しかし、そこに援助される側と援助される側の傾斜関係がある。
人は、その傾斜関係が著しくなると心の健康を崩す。
老いても、家にいたときと同じようにその方の人生が歩めるように、
傾斜関係を極力排除した、ごちゃまぜの生活圏・地域包括ケアが必要。
しかし、地方は若者の流失があり、マンパワー不足がある。
だから今は、地方再生が必要である。
今は、サービスを選ぶ際に公的サービスを選ぶ市民の傾向がある。
これからは、民間やボランティアのサービスも市民が利用しやすいようにするのもこれからの課題である。
私は、このように理解しました。
キャンナスの仲間が全国で発信しているキャンナスを知って欲しいのは、このことかと思いました。
傾斜関係のない支援を、その方の望む生活のために役に立てて頂きたい思いです。
ごちゃまぜの生活圏に取り組んでいるところもあります。
そこの場として病院は大切です。
なんかできそうな勇気湧いて来ました。
私達の住む地域には、病院があるのですから、あと、力のある市民もいますから。